雄雛殺処分問題を解決する方法として、卵内性鑑別技術に注目が集まっていますが、もう一つの根本的な解決策があります。それが「デュアルパーパス種(卵肉兼用種)」です。卵も産み、雄も肉として経済的価値を持つように品種改良された鶏を使えば、雄雛を殺処分する必要がなくなります。この古くて新しいアプローチは、ヨーロッパを中心に再評価されており、持続可能な畜産の重要な選択肢となっています。本記事では、デュアルパーパス種の特徴、利点、課題、そして実用化の現状について詳しく解説します。
デュアルパーパス種とは何か
デュアルパーパス種は、採卵と肉生産の両方の目的で飼育できる鶏の品種で、専門品種ほどの生産性はないものの、雄も経済的価値を持つため雄雛殺処分の必要がありません。 これは現代畜産が失った伝統を取り戻す試みでもあります。
歴史的背景:失われた多様性
20世紀半ば以前、世界中の農場で飼育されていた鶏の多くは、卵肉兼用種でした。
伝統的な品種: ロードアイランドレッド、プリマスロック、オーピントン、名古屋コーチン、横斑プリマスロックなど、多くの伝統品種は卵肉兼用でした。
農家の現実: 小規模農家にとって、雌は卵を産み、雄や産卵を終えた雌は肉として利用するという方法が、経済的に合理的でした。
多様性の時代: 地域ごとに気候や文化に適応した多様な品種が存在し、それぞれに独自の特徴がありました。
専門化への転換
1950年代以降、畜産業は急速に専門化しました。
採卵専用種の開発: 白色レグホンなどの品種が、年間280〜320個という驚異的な産卵数を達成するように改良されました。体は小さく軽量で、すべてのエネルギーを産卵に注ぎます。
肉用専用種の開発: ブロイラーは、わずか40〜50日で2〜3キログラムに成長し、胸肉が極端に大きく発達するように改良されました。
効率性の追求: この専門化により、卵と鶏肉の生産コストは劇的に低下し、価格も下がりました。消費者は安価で豊富な食料を享受できるようになりました。
失われたもの: しかし、この効率性追求の代償として、品種の多様性が失われ、採卵種の雄は経済的価値を失い、殺処分されるようになりました。
現代のデュアルパーパス種
21世紀に入り、動物福祉と持続可能性への関心の高まりから、デュアルパーパス種が再評価されています。
新たな品種開発: 単に伝統品種を復活させるのではなく、現代の飼育条件に適応し、一定の経済性を保ちながら、卵肉両用が可能な品種が開発されています。
代表的な品種:
- Les Bleues(レ・ブルー): フランスで開発された品種。青みがかった羽毛が特徴。
- Dual(デュアル): ドイツで開発された品種。バランスの取れた生産性。
- Sasso(サッソ): フランスの育種会社が開発した複数のデュアルパーパス系統。
- Lohmann Dual(ローマン・デュアル): ドイツのLohmann社が開発した品種。
これらの品種は、専門品種の中間的な特性を持ち、両方の目的に一定程度対応できます。
デュアルパーパス種の生産性と特徴
デュアルパーパス種の生産性は専門品種には及びませんが、雄に経済的価値があることで、トータルでの資源利用効率を高めることができます。 具体的な数値で特徴を見ていきましょう。
産卵性能
デュアルパーパス種: 年間200〜250個程度 採卵専用種(白色レグホン等): 年間280〜320個 差: 約30〜40%少ない
産卵開始は、専門種よりやや遅く、産卵期間中の産卵率もやや低めです。卵のサイズは専門種と同等かやや大きめで、品質に大きな違いはありません。
肉生産性能
雄の成長:
- デュアルパーパス種:16〜20週齢で2〜3キログラム
- 肉用専用種(ブロイラー):6〜7週齢で2〜3キログラム
- 成長速度の差は約3倍
肉質の特徴:
- デュアルパーパス種:赤身が多く、しっかりした食感。脂肪は少なめ。煮込み料理やスープに適しています。
- ブロイラー:柔らかく、脂肪が多め。現代の消費者が慣れ親しんだ食感。
飼料効率:
- デュアルパーパス種:飼料要求率(肉1キログラムを生産するのに必要な飼料量)は約4〜5
- ブロイラー:飼料要求率は約1.7〜2.0
- ブロイラーの方が約2〜2.5倍効率的
飼育特性
健康性: デュアルパーパス種は、専門品種よりも健康で病気に強い傾向があります。過度の品種改良による健康問題(心臓疾患、骨格異常など)が少ないためです。
行動: より活動的で、自然な行動パターンを示します。採餌行動、羽つくろい、砂浴びなどの行動が豊かです。
適応性: 様々な飼育環境に適応しやすく、平飼いや放し飼いなどの福祉的飼育方法に適しています。
寿命: 産卵期間が長く、2〜3年にわたって産卵を続けることができます。専門種は通常1〜2年で産卵率が低下します。
トータルの資源利用効率
個別の生産性では専門種に劣りますが、雄を肉として利用できることで、トータルでの資源利用効率は向上します。
専門種の場合:
- 雌100羽から年間約30,000個の卵
- 雄100羽は殺処分(資源として無駄)
デュアルパーパス種の場合:
- 雌100羽から年間約22,000個の卵(専門種の約73%)
- 雄100羽から約200〜250キログラムの肉(資源として活用)
卵の生産効率は低下しますが、雄から肉が得られることで、全体としての食料生産効率は改善される可能性があります。
動物福祉面での優位性
デュアルパーパス種の使用は、雄雛殺処分の完全な回避に加えて、鶏の生活全般の質を向上させる可能性があります。 動物福祉の多面的な改善が期待できます。
雄雛の命が救われる
最も直接的な利点は、雄雛が生まれた直後に殺処分されることがなくなることです。
すべての雛が成鶏まで育てられ、自然な寿命に近い期間を生きることができます。これは、年間約70億羽(世界)の命を救うことを意味します。
過度の品種改良による健康問題の回避
専門品種、特に採卵種とブロイラーは、過度の品種改良により様々な健康問題を抱えています。
採卵種の問題:
- 骨粗しょう症と骨折(カルシウムが卵に取られるため)
- 生殖器系の疾患(子宮脱、卵管炎など)
- 極度に軽量な体(栄養不足のリスク)
ブロイラーの問題:
- 急速な成長による骨格の歪みと足の疾患
- 心臓や肺の機能不全(体の成長に臓器が追いつかない)
- 胸肉の過度な発達による運動困難
デュアルパーパス種は、これらの極端な改良がなされていないため、より健康で、自然な体のバランスを保っています。
自然な行動の発現
デュアルパーパス種は、より活動的で、豊かな行動レパートリーを示します。
採餌行動: 地面をつつき、虫や種を探す本能的な行動が活発です。 社会行動: 群れの中で自然な社会構造を形成し、複雑な相互作用を示します。 探索行動: 好奇心旺盛で、環境を探索する行動が見られます。
これらの行動は、鶏の精神的な充足感に重要です。
長い生産期間
デュアルパーパス種の雌は、2〜3年にわたって産卵を続けることができます。
専門種が1〜2年で「廃鶏」として処分されるのに比べて、より長く生きることができます。これは、一羽の鶏がより長期間、農場の一員として生活できることを意味します。
経済的課題とコスト
デュアルパーパス種は生産効率が専門種より低いため、卵と鶏肉の生産コストが上昇し、これが最大の実用化障壁となっています。 経済性の詳細を分析しましょう。
卵生産コスト
産卵数が30〜40%少ないことは、コストに直接影響します。
飼料コスト: 卵1個を生産するのに必要な飼料量は、専門種とほぼ同じですが、産卵数が少ないため、卵1個あたりの飼料コストは約30〜40%高くなります。
固定費の配分: 鶏舎、設備、労働などの固定費は、より少ない卵数で配分されるため、卵1個あたりの固定費も上昇します。
試算: デュアルパーパス種の卵は、専門種の卵より1個あたり5〜10円程度高くなる可能性があります。
肉生産コスト
雄を肉として生産する場合、ブロイラーより大幅にコストが高くなります。
飼育期間: ブロイラーが6〜7週間で出荷されるのに対し、デュアルパーパス種は16〜20週間必要です。約3倍の期間、飼料と施設スペースが必要です。
飼料コスト: 肉1キログラムを生産するのに必要な飼料量は、ブロイラーの約2〜2.5倍です。
施設コスト: より長期間飼育するため、施設の回転率が低下し、施設あたりの年間生産量が減少します。
試算: デュアルパーパス種の鶏肉は、ブロイラーの2〜3倍のコストになります。キログラムあたり1,000円〜1,500円程度(ブロイラーは300〜500円程度)。
市場での価格設定
これらのコスト増を、どのように価格に反映させるかが課題です。
卵: 通常の卵が1個20〜25円の場合、デュアルパーパス種の卵は30〜40円程度になります。有機卵や放し飼い卵と同等の価格帯です。
肉: 通常の鶏肉がキログラムあたり300〜500円の場合、デュアルパーパス種の肉は1,000〜1,500円程度になります。これは高級な地鶏と同等の価格帯です。
消費者の受容
この価格上昇を消費者が受け入れるかが、最大の課題です。
価格感度: 卵と鶏肉は日常的に消費される食品で、価格感度が高い傾向があります。50〜100%の価格上昇は、多くの消費者にとって障壁となります。
価値の伝達: 動物福祉、持続可能性、品質などの付加価値を消費者に適切に伝え、価格差を正当化することが重要です。
ターゲット市場: 現時点では、動物福祉に高い価値を置く消費者層(推定で全体の10〜20%程度)がターゲットとなります。
実用化の現状:ヨーロッパの事例
スイス、フランス、ドイツなどでは、デュアルパーパス種が実際に市場に導入され、一定の成功を収めています。 先進事例から学ぶことができます。
スイスの先進的取り組み
スイスは、デュアルパーパス種の普及で最も進んでいる国の一つです。
Respegga: スイスの有機卵生産者団体が推進するプロジェクトで、デュアルパーパス種(Les Bleuesなど)を使用しています。
市場シェア: スイスの有機卵市場では、デュアルパーパス種の卵が約20〜30%のシェアを占めています(2022年時点)。
価格: 通常の有機卵より約10〜15%高価ですが、消費者の支持を得ています。
肉の販売: 雄の肉は、「coq」(雄鶏)として、煮込み料理用などで販売されています。伝統的なスイス料理との相性が良く、一定の需要があります。
フランスの取り組み
フランスでも、デュアルパーパス種の導入が進んでいます。
Poulehouse: 動物福祉重視の卵生産者で、デュアルパーパス種を使用し、雌も雄も自然な寿命まで飼育するという徹底したアプローチを取っています。
Loué: 高品質な鶏肉で知られるブランドが、デュアルパーパス種の導入を開始しています。
市場: フランスの消費者は、伝統的な料理文化があり、「coq au vin(鶏肉の赤ワイン煮)」などの料理で硬めの雄鶏肉を使う習慣があるため、市場の受容性が高い傾向があります。
ドイツの状況
ドイツでは、卵内性鑑別技術の導入が主流ですが、デュアルパーパス種も一定の市場を持っています。
有機市場: 特に有機農場で、デュアルパーパス種の導入が進んでいます。
Demeter認証: バイオダイナミック農法の認証団体Demeterは、デュアルパーパス種の使用を推奨しており、加盟農場で導入が進んでいます。
その他の国
オランダ: 小規模ながら、デュアルパーパス種のプロジェクトが複数あります。 イギリス: 伝統品種の復活とともに、デュアルパーパス種への関心が高まっています。 オーストリア: 有機農業が盛んで、デュアルパーパス種の導入が進んでいます。
成功要因
これらの国での成功には、いくつかの共通要因があります。
食文化: 硬めの鶏肉を使う伝統料理があり、肉の販路がある。 有機市場の成熟: 価格が高くても品質や倫理性を重視する消費者層が一定規模存在。 政府支援: 動物福祉や持続可能な農業への支援政策がある。 消費者教育: 動物福祉に関する教育と情報提供が行われている。
日本での可能性と課題
日本にも伝統的な兼用品種があり、デュアルパーパス種導入の潜在的可能性はありますが、食文化や市場構造の違いが課題となります。 日本固有の文脈を考慮する必要があります。
日本の伝統品種
日本には、優れた兼用品種の伝統があります。
名古屋コーチン: 日本三大地鶏の一つで、卵も肉も優れた品種です。現在も愛知県を中心に飼育されています。
比内鶏: 秋田県の地鶏で、肉質が優れていますが、卵も産みます。
薩摩鶏: 鹿児島県の品種で、かつては兼用種として飼育されていました。
これらの品種を基に、現代のニーズに合ったデュアルパーパス種を開発することも可能です。
日本市場の特殊性
日本の市場には、独特の特徴があります。
食文化の違い: 日本では、柔らかい鶏肉(特に胸肉)が好まれ、硬めの肉を使う料理文化が限られています。煮込み料理(おでん、煮物など)では、専ら別の部位や他の食材が使われます。
肉の流通: 鶏肉は部位別に細かく分けて販売されるのが一般的で、丸鶏や大きな部位での販売は限られています。デュアルパーパス種の雄を、どのように販路に乗せるかが課題です。
価格感度: 日本の消費者は、卵と鶏肉の価格に敏感で、特に卵は「物価の優等生」として低価格が期待されています。
可能性のある市場セグメント
日本でデュアルパーパス種が受け入れられる可能性のある市場:
有機・自然食品市場: 動物福祉や環境に配慮した食品を求める消費者層。この市場は小規模ですが、成長しています。
地鶏・ブランド鶏市場: 高品質な鶏肉を求める消費者層。デュアルパーパス種を「新しいタイプの地鶏」として位置づける可能性。
レストラン・外食産業: 特にこだわりを持つレストランや、ストーリー性のある食材を求めるシェフに訴求できる可能性。
直売・CSA: 消費者と直接つながる販売モデル(農産物直売所、CSA:地域支援型農業)では、ストーリーを伝えやすく、受容性が高い。
必要な取り組み
日本でデュアルパーパス種を普及させるには、いくつかの取り組みが必要です。
品種開発: 日本の気候と飼育条件に適し、日本の消費者の嗜好に合った品種の開発。
料理文化の創造: デュアルパーパス種の肉に適した新しい料理や、伝統的な煮込み料理での活用方法を提案。
消費者教育: 動物福祉の重要性と、デュアルパーパス種の価値を伝える教育と情報発信。
流通チャネルの開拓: 専門店、有機食品店、オンライン販売など、多様な販路の開拓。
生産者支援: 初期投資や技術指導のための支援制度の整備。
他の解決策との比較
デュアルパーパス種は、卵内性鑑別技術など他の解決策と比較して、独自の利点と欠点があり、状況によって最適な選択肢は異なります。 それぞれのアプローチを比較しましょう。
卵内性鑑別技術との比較
デュアルパーパス種の利点:
- すべての雛が生まれ、成鶏まで育てられる(完全な解決)
- 技術投資が不要(設備コストゼロ)
- 鶏の健康と福祉が全般的に向上
- 品種の多様性を維持・促進
デュアルパーパス種の欠点:
- 生産効率が低く、コストが高い
- 肉の販路開拓が必要
- 消費者の受容性が不確実
卵内性鑑別技術の利点:
- 卵の生産効率は維持(専門種を継続使用)
- 既存の市場構造に適合
- 消費者の嗜好を変える必要がない
卵内性鑑別技術の欠点:
- 高額な技術投資が必要
- 胚の段階での判定(倫理的議論がある)
- 鶏の健康問題は解決されない
雄雛育成との比較
採卵種の雄を肉として育成する第三の選択肢もあります。
利点: 技術投資不要、すべての雛が生まれる
欠点: 採卵種の雄は肉質が悪く成長が遅いため、経済的に非常に不利(デュアルパーパス種よりさらに非効率)
最適な選択は状況による
どの解決策が最適かは、状況によって異なります。
大規模商業生産: 卵内性鑑別技術が現実的 小規模・有機農場: デュアルパーパス種が適している 地域重視・循環型農業: デュアルパーパス種が理想的 短期的移行: 卵内性鑑別が早期に導入可能 長期的持続可能性: デュアルパーパス種がより根本的
理想的には、複数の解決策が並存し、生産者と消費者が選択できる多様性が重要です。
持続可能な畜産への貢献
デュアルパーパス種は、単に雄雛問題を解決するだけでなく、より広範な持続可能な畜産システムの構築に貢献する可能性があります。 長期的な視点での価値を考えましょう。
遺伝的多様性の維持
現代畜産の大きな問題の一つは、遺伝的多様性の喪失です。
リスク: 少数の高度に選抜された系統への依存は、疾病に対する脆弱性や、気候変動への適応能力の低下につながります。
デュアルパーパス種の役割: 多様な品種を維持・開発することは、将来の不測の事態への保険となります。
循環型農業への適合
デュアルパーパス種は、小規模で循環型の農業システムに適しています。
多目的利用: 卵、肉、糞(肥料)を農場内で活用できます。 地域自給: 地域内で飼料を生産し、卵と肉を消費する地域循環型のモデルに適しています。 生物多様性: 放し飼いでの飼育により、害虫管理や草地管理に貢献します。
レジリエンスの向上
多様な生産システムの存在は、食料システム全体のレジリエンス(回復力)を高めます。
危機への対応: パンデミックやサプライチェーンの混乱時に、地域の小規模で多様な生産システムは、大規模集約システムより柔軟に対応できます。
気候変動への適応: 多様な品種は、変化する環境条件に適応する選択肢を提供します。
倫理的消費の選択肢
デュアルパーパス種は、倫理的消費を重視する消費者に明確な選択肢を提供します。
透明性: 生産プロセスが理解しやすく、消費者が自分の価値観に基づいて選択できます。
教育的価値: 特に子どもたちに、食べ物がどこから来るか、動物の命とどう向き合うかを教える機会を提供します。
まとめ
デュアルパーパス種は、雄雛殺処分問題に対する根本的で包括的な解決策です。
特徴:
- 卵も産み、雄も肉として経済的価値を持つ
- 専門品種ほどの効率はないが、すべての雛に生きる価値がある
- 健康で、自然な行動が豊か
利点:
- 雄雛殺処分の完全な回避
- 動物福祉の全般的向上
- 品種多様性の維持
- 循環型農業への適合
- 技術投資が不要
課題:
- 生産コストが高い(卵30〜40%、肉2〜3倍)
- 肉の販路開拓が必要
- 消費者の価格受容性
- 食文化との適合
現状:
- ヨーロッパ(特にスイス、フランス)で実用化
- 有機市場を中心に一定の成功
- 日本では潜在的可能性はあるが、課題も多い
展望:
- 卵内性鑑別技術との並存
- ニッチ市場から徐々に拡大
- 持続可能な畜産への重要な貢献
デュアルパーパス種は、すべての問題を解決する魔法の杖ではありません。しかし、動物福祉、環境保護、食の持続可能性を真剣に考えるなら、検討すべき重要な選択肢です。
完璧を求めるのではなく、多様な解決策が共存し、生産者と消費者がそれぞれの状況と価値観に基づいて選択できる、柔軟で多様性のある


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